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岡本南公園 ササベザクラ

2015年04月02日

   

今年も岡本南公園(桜守公園)の桜をご紹介。

  

阪急岡本駅北西へ徒歩5分の場所にあるこの公園は、水上勉の小説「櫻守」のモデルとなった笹部新太郎氏の邸宅跡を神戸市が買い上げ、市民の憩いの場として整備したものです。

   

今日はお天気もとても良く桜を楽しむ人々で賑わっていました。

 

  

園内には、エドヒガンにオオシマザクラやシダレザクラ…など

10種類約30本の桜が植えられていますが

   

見所はやはりササベザクラでしょうか

昭和30年笹部邸に芽生え、昭和60年に新品種として命名された桜。

「吉野桜が木綿ならば、笹部桜は絹である」と高く評価されているそうです。

   

園内中央に大きく枝を広げ、花見客をお出迎えしてくれます。

 

   

 

  

公園には池もあり

  

 

爽やかな春風に吹かれ

桜吹雪が舞いおち

  

水面に浮かぶ花びらや

 

  

桜の傍らに花を咲かせる雪柳も

 

   

とても綺麗です。

 

雪柳は花が散ると地図に小米(砕いた米)をまいたようになるので、小米柳・小米花とも呼ばれているそうですね。

 

  

  

ササベザクラ

 

「人間は何も残さんで死ぬように見えても、実は一つだけ残すもんがあります。

それは徳ですなあ・・・ 人間が死んで、その瞬間から徳が生きはじめます。」

小説「櫻守」の一文です。

笹部氏の思いに共感し、今も大切に守られ続けているサクラ。

  

桜博士と呼ばれた笹部氏の功績を記した説明板も設置されており、桜を通じて人々の想いを紡ぐ物語も楽しめそうです。

(2014年4月8日の記事に少し掲載しています)

   

毎年恒例4月には、花見団子や桜茶が振舞われ、大道芸も楽しめる「サクラ祭」も開催されます。

 

ぜひ一度、お花見の季節にはお立ち寄り下さい。

カテゴリ: その他 投稿者: グランドビュー甲南